白血病 末期 自宅療養

白血病の末期では自宅療養になるのか?

 白血病の末期では自宅療養になるのでしょうか。

 

 白血病は、血液がガンに侵されることで発症する病気です。
 年間数千人が白血病に罹っていますが、ガン全体に対する割合は小さいものです。

 

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 しかしながら、急性の場合などでは病気の進行が早く、早期の治療を開始しないと命の危険もある病気です。
 また、他のガンと違って外科的手術で切り取るということができないことも大きな特徴となっています。
 白血病の治療法としては、薬物療法や放射線療法、骨髄移殖などが行なわれることが多くなっています。

 

 それらの治療によって回復できれば良いのですが、なかには末期の場合など残念ながら回復の見込みがないという場合もあります。
 このような場合、多くは病院やホスピス等での緩和ケアということになっていきます。
 あるいは、白血病の末期では自宅療養ができるでしょうか。

 

 緩和ケアでは、白血病よる痛みを抑え、苦しみや辛さを軽減することが主たる目的になってしまいます。
 家族にとっては、とても辛いものになってしまうでしょう。
 いずれやってくる運命を目の前にして、何らの望みも持てなくなるのですから。

 

 このようななかで、最期は自宅で過ごしたいという思いが生じてくるのも自然なことです。
 白血病の末期を自宅療養で過ごすということです。

 

 住み慣れた自分の家で、家族に見守れながら安らかに最期を迎えたいという気持ちは尊重したいものです。
 家族にとっても出来るだけそれに応えてあげたいという気持ちもあるでしょう。

 

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 しかしながら、現実的にはいろいろな問題が生じてくることが多いのではないでしょうか。
 例えば、このようなことがあるでしょう。

 

患者の身の回りの世話がどこまでできるか?
 

 病院であれば、専任の看護師が交代で24時間の世話ができます。

 

 一方、家庭ではどうでしょう?
 自分のこともありますし、仕事もあるはずです。
 どこまでできますか?
 いつまでできますか?

 

容体が変わった時に対応できるか?

 病院であれば、ナースコール等で看護師や医師の対応が可能です。
 ある程度のことは事前に教えてもらえているはずでが、家庭ではいざという時に対応できるでしょうか?

 

 この他にも、様々な問題があるはずです。
 これらをきちんと洗い出して、しっかりとした対応ができるような態勢を整えておく必要があるでしょう。

 

 次はこちらの記事です。
 白血病のドナーにはどんなリスクがあるのか?

 

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