白血病の末期!痛みのケアはどうする?
白血病の末期では痛みのケアはどうするのでしょうか。
白血病とは、骨髄の中で作られる血球に、何らかの遺伝子変異が加わり、白血球が異常に増殖することによっておこる、血液のガンの事です。
急性と慢性、骨髄性とリンパ性に分けられます。
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急性は進行が速く、慢性と急性では患者の割合が急性白血病の方が圧倒的に多いのです。
治療の方法も多種多様で、抗がん剤投与、放射線療法、年齢が若くドナーが見つかれば、骨髄移植などが行われます。
しかし、緩やかに進行していた慢性型も、突然の悪化で末期と同一症状まで進行してしまう事があります。
それを急性転化といい、急性白血病と同じ治療が用いられます。
末期症状になり、痛みが強くなった場合は、緩和ケアが必要になってきます。
その症状は主に、背中や腰などの骨に痛みが現れます。
貧血や倦怠感などの症状も見られるので、安静を保ち、出血を避けるため、誘因行動を控えるようにしましょう。
初期から末期まで、殆ど症状が現れない場合も多く、自覚症状がないまま、気付いた時は末期段階の時もあります。
末期になり、急性転化が起こると、腫瘍が骨髄の外にまで及んでくることがあります。
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その部位は中枢神経やリンパ、皮膚や骨などです。
転移した部位が皮膚なら皮膚が、骨なら骨に痛みが生じてきます。
白血病のガン性疼痛を、鎮痛剤だけで抑えることができない場合は、伝達経路をブロックしたり、薬剤により患者の意識を低下させる方法があります。
最近は、化学療法の進歩により、新しい抗がん剤なども登場しています。
それによって、急性、慢性患者の生存期間も著しく伸びています。
白血病は不治の病と言う考えは、もう過去の事です。
ざまざまな治療方法、早期に発見できる技術などが開発されているので、治癒できる病気の一つなのです。
医学が進歩した今、きちんとした治療で根治を目指しましょう。
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