小児白血病は完治するのか?
小児白血病は完治するのでしょうか。
小児白血病とは、15歳以下の子供に発症する白血病のことです。
子供に発症するがんでは、そのうちの約4割が小児白血病で最も多くなっています。
国内では、小児白血病の年間発症数は約800人程で、その多くは急性リンパ性白血病になります。
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小児白血病は、成人の白血病に比べると治療後の状態が良くなっています。
現在では、治療法の進歩によって、小児白血病の治療後の長期生存率は7〜8割と高くなってきています。
白血病は、その昔は「不治の病」と言われてた時代もありましたが、現在では治癒する可能性が徐々に大きくなっています。
ただ、白血病では完治という表現は使わず、寛解という言葉を使うようになります。
白血病の原因としては、化学物質や放射線などで遺伝子に傷がつくこととされています。
しかしながら、子供の場合にはこれらに晒される頻度や期間は短く、その原因はまだ解明されていないのが実情です。
小児白血病の治療では、主に抗がん剤での化学療法が行なわれることが多くなっています。
抗がん剤は日々進歩しており、治療には効果の高いものが使用されるようになります。
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その一方で、副作用も現れることがあるため、患者の状態に応じた抗がん剤を選択することになります。
また、抗がん剤によって免疫力が低下してくるため、感染症への対策も重要になってきます。
通常の治療は1年程の入院になり、その間に抗がん剤が投与されるようになります。
治療の効果が得られて寛解の状態になれば退院できますが、その後も1年程は通院治療が必要になります。
その間も、免疫が低下している状態なので、感染症には注意する必要があります。
家庭での手洗いやうがいはこまめに行い、また家族の協力も不可欠になります。
白血病は寛解後、5年を経過すればほとんど再発しないと言われています。
ここまでくれば完治と言っても過言ではないでしょう。
しっかりとケアして乗り切りましょう。
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白血病の治療費に補助があるの?
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