慢性白血病になると余命はどのくらい?
慢性白血病では、余命はどのくらいなのでしょうか。
その昔、白血病は「不治の病」と言われていたように、ほとんど治療のできない病気として知られていました。
しかしながら、今では医療技術や医薬品の進歩によって完治することもできるようになっています。
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白血病には、いくつかの種類があります。
急性白血病では、治療後の5年生存率が約50〜60%と言われています。
急性の中でもリンパ性の5年生存率は、骨髄性よりも高い傾向にあります。
しかしながら、急性白血病では治療の効果がでないと数ヶ月程で死に至ることもあります。
慢性骨髄性白血病では、ある時突然、急性に変わることがあり、そうなるとほとんどの場合で数ヶ月程で亡くなっています。
この慢性から急性に変化することを急性転化と呼んでいます。
そのため、慢性骨髄性白血病では、慢性の段階で治療を進めていくことがとても大事になるのです。
慢性白血病は、その症状によって4段階に分けられており、段階が進む程、治療後の生存期間は短くなっていきます。
概ねの生存期間は、長くて10年程、短いと2〜3年とされています。
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ただ、今では正常な造血幹細胞を移植する治療によってその後の生存を長くすることもできるようになりました。
そのためには、適合するドナーを確保できるかどうかが大きな鍵になってきます。
白血病で最も注意しなければいけないのは感染症です。
白血病では、免疫機能を担う白血病が減少するために、感染症にかかるリスクが極めて高くなってしまいます。
健康な人では全く影響のない細菌にさえ感染してしまうことがよくあります。
それによって、肺炎などになって命を落とすようなことが多くなっているのです。
そのため、治療が終わったとしても感染するかもしれないと意識し注意しながら生活することが大事です。
それとともに、定期的に通院を行ない、常に病院との連携が取れる状態にいることも必要になります。
次はこちらの記事です。
白血病のドナーになれる確率はどれくらい?
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