白血病 血液検査 数値 項目

白血病!血液検査の数値はどうなるの?

 白血病の血液検査の数値はどうなるのでしょうか。

 

 白血病の状態の時に血液検査を行うと、赤血球と血小板の数値は基準より低い結果となります。
 白血病では、骨髄は腫瘍細胞で置換されます。
 このため、造血幹細胞自体が腫瘍化し、分化や成熟ができなくなります。

 

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 その結果、赤血球と血小板の産生ができなくなり、赤血球系、血小板系の細胞はほとんど認められなくなります。
 そのため血液検査における赤血球と血小板の数値は基準より低い結果となります。
 その時、非再生性貧血と血小板減少症となります。

 

 非再生性貧血のとき可視粘膜は蒼白化、つまりチアノーゼとなります。
 血小板減少症のとき、出血を止める血小板が少なくなるため、出血しやすくなります。

 

 出血しますと、赤血球が体外に流出し、それを補う赤血球が産生されない状態となります。
 その結果重篤な貧血となりますため、輸血が必要となります。

 

 白血病を確定するためには血液検査だけではなく、骨髄生検が必要となります。
 骨髄は生体内における最も重要な造血器官でありますため、骨髄生検は血球産生の異常の有無を明らかにするうえで重要な検査となります。

 

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 骨髄生検の骨髄穿刺針は骨の内側の髄腔まで刺す必要があります。
 そうすることで骨髄の組織を得ることができ、これを検査材料とします。

 

 骨髄細胞の評価ならび診断に際しては、血液検査の数値と比較して鑑別がなされます。
 そして白血病の種類分けをすることができます。
 その種類は急性リンパ芽球性、急性骨髄性、慢性骨髄性、慢性リンパ球性の白血病並び骨髄異形成症候群に分けられます。

 

 急性の時は未分化な細胞が増殖するため、症状が急激に悪化し、予後は悪いです。
 慢性の時は分化済みや成熟した細胞が増殖するため、症状も緩慢に進行し、予後は良いことが多いです。

 

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