白血病!遺伝も原因の一つなの?
白血病では、遺伝も原因の一つなのでしょうか。
長期間の喫煙・特定の化学物質・免疫を抑える薬や放射線などは、血液のがんである白血病になる危険性を高めます。
またこの病気はウイルスが原因になっておこることもあります。
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ほとんどの白血病は親から子に伝わる遺伝病ではありませんが、中には染色体に異常があったり特定の遺伝子DNAの変化が病気をおこしやすくする例があります。
白血病の一つに慢性骨髄性白血病があります。
この病気では一つの染色体の一部が切れて別の染色体に附着する異常が見られます。
この変化によって白血病の原因になるDNAが活発になり、病気がおこると考えられています。
リ・フラウメニ症候群という病気は、正常な細胞ががんになったりがん細胞が増殖したりするのを抑えるDNAに異常があり子孫に遺伝します。
この病気では乳がんなど他のがんの発生だけでなく急性の血液がんも多くみられます。
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染色体の異常を持つ先天性異常のダウン症候群・半数は常染色体性優性の形式で親から子に伝わる神経線維腫症1型や劣性遺伝病の毛細血管拡張性運動失調症では、健康な人に比べ白血病が多くおこります。
毛細血管拡張性運動失調症では、リンパ性白血病やリンパ腫の発生頻度が高くなります。
これはこの病気に関わるDNAが放射線などの発がん物質に対する感受性を高めるためと考えられています。
常染色体性優性の形式で遺伝するまれな疾患に、家族性血小板異常症という血小板が少なくなって出血が止まりにくくなる病気があります。
この病気ではDNAの働きを調節するタンパク質に異常がみられ、急性骨髄性白血病を合併することがあります。
また慢性リンパ性白血病のなかには、この病気やリンパ腫などリンパ増殖性疾患が親から子に伝わる型があります。
この病気に関わっているDNAについては、まだよく分かっていません。
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