白血病 骨髄移植 成功率 生存率

白血病の骨髄移植!その成功率と5年生存率は?

 白血病の骨髄移植の成功率とその5年生存率はどれくらなのでしょうか。

 

 白血病の治療方法に一つに骨髄移植があります。
 これは、骨髄の提供者(ドナー)から骨髄を採取して白血病患者に移殖することで正常な骨髄に入れ替えて白血病を治療するものです。

 

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 ただ、誰の骨髄でもいいというわけではなく、血液型と同じように骨髄にも適合性があります。
 これはHLA型(ヒト白血球抗原型)と呼ばれ、その適合する確率は兄弟姉妹で約25%とされてます。
 親子での適合性はほとんどなく、血縁者以外では数百人〜数万人に1人という極めて低い確率になります。

 

 白血病の治療では、抗がん剤や放射線が主に使用されますが、それでも治療効果の低い場合には、骨髄移植になってきます。
 この治療前には、骨髄中に残っている白血病細胞を死滅させる必要があるため、抗がん剤と放射線によって徹底的に骨髄が破壊されるようになります。

 

 このため、その副作用も尋常ではないレベルになってきます。
 通常の白血病治療でさえ、大きな副作用に悩まされることが多いのですが、骨髄移殖の場合には、それを遥かに上回ると言っていいでしょう。

 

 それでも、その骨髄が正常なものに入れ替えられるので成功すればその治療効果はかなり高いものです。
 一般的に骨髄移殖の成功率は、約40〜80%と言われています。

 

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 この数値には、かなりの幅がありますが、その時の患者の状態や骨髄の適応性などによって大きく変わってくるからです。
 従って、骨髄移殖をすれば全て治癒すると考えるのは正しい姿ではありません。

 

 このため、骨髄移殖はかなりのリスクを伴った治療法とも言えるものです。
 ただ、骨髄移植以外に治療方法のない場合には、然るべき準備をして望むことになります。

 

 また、成功した場合でも、その後に再発をするというリスクも当然ながら残っているのです。
 では、骨髄移殖後の5年生存率はどのくらいなのでしょうか。

 

 この5年生存率は、白血病の種類によっても異なってくるのですが、急性骨髄性白血病の場合では約40%と言われています。
 これは、急性骨髄性白血病白血病になった人の約6割は、5年以内に亡くなっているということでもあります。

 

 白血病は、治癒する病気になったと言われていますが、それでもかなりの割合で命を落とすことが多いのです。

 

 次の記事はこちらです。
 急性骨髄性白血病の治療期間はどのくらい?

 

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