知らないと怖い血液検査!好中球が高い原因とは?
多くの人は、毎年、職場などの健康診断を受けて血液検査をしています。
ただ、その検査結果についてきちんと把握している人は少ないのではないでしょうか。
コレステロールや中性脂肪、肝機能の数値、尿酸値などを気にする人は結構いるかもしれませんが、ちょっと見ただけで一喜一憂するだけでしょう。
さらに、赤血球や白血球などの数値まで細かく見ることはあまりないものです。
特に白血球の中の中のリンパ球や好中球などについては、その名前も知らないかもしれません。
ここでは、この好中球についてお話ししましょう。
まず、白血球には、大きく分けて種類の成分があります。
それらは、好中球、リンパ球、単球、好酸球、好塩基球と呼ばれており、全てを総称して白血球と言います。
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白血球には免疫に大きく関係しているのですが、なかでも好中球は外部から侵入したウイルスや細菌などを取り込んで退治する働きがあります。
好中球は、白血球の中で最も多い成分で、その割合は40〜70%ほどと考えられています。
この好中球の数値が高くなった場合には、何らかの病気の疑いが考えられるようになります。
特に、白血球数が多くなり、さらにその中の好中球の割合が高い場合です。
それには、肺炎などの細菌性の感染症や白血病などの血液の病気などが挙げられます。
また、白血球の他の成分が多くなると、好中球の割合が低くなることがあります。
そのような場合には、風疹などのウイルス性の感染症や肝硬変などの肝機能障害といった病気の疑いが出てきます。
このように血液検査の白血球数やそれに含まれる好中球の割合は高くなったり、低くなったりすることがあります。
特に自覚症状がない場合にはそれ程気にすることはないかもしれません。
しかし、普段から何らかの異変を感じていて、白血球数や好中球の割合が高いか低い場合には一度病院で診てもらうようにしましょう。
場合によっては、精密検査を受ける必要が出てくるかもしれません。
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