急性骨髄性白血病!その初期症状と対処方法は?
急性骨髄性白血病は、慢性の骨髄性白血病と違って週から月単位で急速に悪くなります。
急性骨髄性白血病は、子供から高齢者まで幅広い年齢で発症します。
特に、60歳代以上の高齢者で多く発症します。
スポンサーリンク
慢性骨髄性白血病は自覚症状があまりないのに対して、急性の場合は症状があります。
この病気では、未熟な白血病の細胞が無尽蔵に増えます。
その為に、正常な血液が作られなくなって減っていきます。
正常な白血球が減ると、感染症に弱くなって感染症が併発します。
初期症状では熱が良く出てきます。
赤血球が減ると、酸素を運搬する力がなくなりますので、貧血や動悸または息切れ、だるさなどの初期症状が現れます。
血小板が減少すると、出血が起こったり、あるいは血が止まりにくくなったりして皮膚では青あざや細かい点状の出血班が出来たり、鼻血や歯ぐきからの出血も初期症状では多く見られます。
多くの方は、熱が下がらないや風邪が治らないなどで内科の先生を受診したり、あるいは鼻血が止まらないという事で耳鼻科の先生を受診したりします。
そこでは血液検査が行われ、白血病が疑われると専門の病院に紹介されます。
スポンサーリンク
特に急性骨髄性白血病の場合は、症状の進行が急速になりますので、早めの受診が必要になります。
急性骨髄性白血病の治療には、体内の白血病の細胞を根絶する事によって始めて白血病を治すことが出来ます。
その治療法には、抗がん剤による治療と、造血幹細胞による治療の2種類があります。
抗がん剤の治療には2段階あります。
白血病の細胞である1兆個以上の細胞に寛解導入療法を行います。
これは抗がん剤を7日間投与するというものになります。
この治療によって、骨髄の中にある白血病の細胞は10億個以下に減ります。
この数は顕微鏡を通して見ても検出できないレベルの数になります。
これに更に正常な血液の増殖も起こってくるので更に白血病の細胞は減る事になります。
この治療の後に更に地固め療法を行う事で、急性骨髄性白血病を治すことが可能になります。
スポンサーリンク