悪性リンパ腫の抗がん剤治療の期間はどれくらい?
悪性リンパ腫では、抗がん剤治療をどのくらいの期間行なうのでしょうか。
悪性リンパ腫というがんがあります。
これは、リンパ組織に悪性の腫瘍(がん)ができる病気です。
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日本国内での悪性リンパ腫の罹患数は年間3万人程度で、大腸がんや肺がん、胃がんに比べると少なくなっています。
因みに、大腸がん等は年間約13万人程の罹患数です。
悪性リンパ腫という名前から考えると何だか悪い病気のように思えるかもしれません。
しかしながら、一般的ながん(すい臓がん、肺がん等)に比べると、その予後はかなり良いものと言えます。
ただ、リンパ節やリンパ組織に発生するため、全身の至る所に広がっていく可能性が大きくなります。
通常、がんの治療では、三大療法と呼ばれる治療方法が用いられます。
これは、抗がん剤、放射線、手術の3つの方法です。
悪性リンパ腫の治療では、抗がん剤と放射線がメインで、手術が行われることはほとんどありません。
抗がん剤は、一般的ながんの治療と同じように行われますが、リンパ腫に対して効果的な薬物が使用されます。
その治療期間は、2〜3週間を1単位として、これを4〜8回程度繰り返すようになります。
単純計算で、最大24週間程度(約6ヶ月)の期間ということになります。
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当然ながら、薬物の効果や副作用の状況を考慮しながら進めるようになるので、これより短い期間になることもあります。
また、その治療間隔が長くなることで、全体の治療期間も長くなってしまうこともあります。
抗がん剤には、ほとんどの場合で副作用が現れるようになります。
代表的な副作用としては、抜け毛や吐き気、嘔吐などが挙げられます。
抜け毛は、治療が終わればまた生えてくるのであまり心配しなくてもいいでしょう。
吐き気や嘔吐は辛い症状が続くので、その間はどうしても苦しい思いをするようになってしまいます。
また、抗がん剤による免疫力の低下により、風邪などの感染症に罹りやすくなってしまいます。
さらに、肺炎等にまで進行して重症化する恐れもあるので注意が必要になります。
治療によってがんが消えれば、寛解という状態になることが期待できます。
その後は、再発しないような生活習慣を送ることが大事になってきます。
次の記事はこちらです。
そのしこりは悪性リンパ腫かも?その特徴とは?
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