白血病の治療で無菌室に入る期間はどのくらい?
白血病の治療で無菌室に入る期間はどのくらいなのでしょうか。
白血病は、血液のがんとも呼ばれている病気で正常な血液細胞が造られなくなってしまいます。
がん化した血液細胞が増えることで、血液の本来の働きができず様々な障害が生じるようになってしまいます。
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口内炎ができやすくなったり、ぶつけていないにも拘らず身体の至る所にアザができてしまうようなこともあります。
特に白血球が減少することで、免疫機能が衰え、様々な感染症にも罹りやすくなってしまいます。
白血病の詳しい原因はまだわかっていませんが、血液の遺伝子にキズがつくこととされています。
キズを誘発するものには、放射線や化学物質の影響があるのではないかと考えられています。
その昔は、白血病は不治の病と言われていたことがありましたが、現在では医療技術や医薬品の発展で完治も望めるようになっています。
通常の白血病の治療では、一般のがんと同じように抗がん剤や放射線が使用されることが多くなっています。
また、それらの治療での効果が思わしくないような場合には、骨髄移殖という方法が採られることもあります。
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これは、正常な骨髄を移植して造血機能を回復させる治療になります。
骨髄には、血液を製造する造血幹細胞が含まれており、これによって正常な血液を造り出そうとするものです。
この移殖をするためには、当然入院が必要になるのですが、その場合に無菌室に入ることになります。
移植前には、抗がん剤や放射線を使用して悪い血液細胞を取り除くようにします。
それによって、益々免疫力が低下してしましい、ちょとした細菌にも感染してしまうようになってしまいます。
そのような細菌による感染を防ぐため、無菌室で生活することのなるのです。
無菌室での生活する期間は、骨髄移植の前後で約1ヶ月程になることが多くなっています。
特に、骨髄移殖直後は、造血機能は正常に機能しておらず、非常に感染しやすい状態になります。
正常な血液が造られるうようになるまでは、無菌室での静養は必須となってくるのです。
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