白血病の治療後に妊娠・出産はできるのか?
白血病の治療後に、妊娠や出産はできるのでしょうか。
白血病は、男女や年齢に関係なく、突然、発症することが多い病気です。
詳しい発生原因もまだよくわかってなくて、まして予防方法などもないのが実情です。
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白血病の原因については、放射線や化学物質による影響と言われることが多くなっています。
放射線と言われても、東日本大震災での原発事故による被爆等を気を付ける以外では特別な回避方法はなさそうです。
日常的には、宇宙からも多少の放射線は降り注いでおり避けようがないものです。
或いは、病院でのX線検査や健康診断による放射線被爆もありますが、これも余程の回数が多くなければ問題にはならないレベルです。
化学物質についても、日常的に扱うようなことがなければ過剰に晒されることはほとんどありません。
こうなると、予防するのは極めて困難なことと言えると思います。
そのため、現実的には、発症してしまったらどうするかということになるのです。
基本的に白血病は血液のがんとも言われるため、その治療には抗がん剤が使用されることがほとんどです。
その場合に、最も懸念されるのが抗がん剤による影響ではないでしょうか。
白血病が治癒した後に、どんな影響があるかということです。
特に、これから子供を持ちたいと考えている女性では尚更でしょう。
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ここでは、白血病の治療後には妊娠・出産できるのかどうかということについてお話しします。
結論からお話ししますと、白血病が完治して正常な生理があれば、妊娠や出産は普通にできます。
白血病の治療が完了すれば、将来の胎児に悪影響を及ぼすことはありません。
また、妊娠や出産をすることで、白血病の再発リスクが大きくなることもないのです。
ただ、妊娠や出産をするためには正常な生理があることが前提になります。
というのは、抗ガン剤による影響で閉経したり、生理が止まってしまうという副作用も考えられるからです。
特に、白血病の場合には骨髄移植という治療法があり、この場合には閉経する確率が比較的高いとされています。
閉経した場合には、卵子が造られなくなってしまうので、妊娠ができなくなってしまいます。
ただ、卵子が残っている場合であれば、人工的な受精によって妊娠することもできるので可能性がなくなるわけではありません。
このように、たとえ白血病であっても、その後の妊娠、出産は充分に可能なのです。
そのような心配よりも、まずは白血病の治療に専念することが大切になってきます。
自分の命を生かすことを最優先に考えて、その後のことはそれからでもいいのではないでしょうか。
次はこちらの記事です。
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