40代60代の白血病!生存率はどれくらい?
40代60代の白血病では、生存率はどれくらいなのでしょうか。
白血病には急性と慢性があります。
急性の中にも骨髄で起こるものとリンパ性によって起こるもの、また慢性の中にも骨髄で起こるものやリンパ性で起こるものなどに分類されます。
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急性の場合は、治療をしない場合では40代の方でも60代の方でも生存率は数ヶ月とされています。
慢性の場合は治療をしなければ数年と言われています。
生存率は細胞の種類によって大きく変わります。
この細胞を調べる事がとても重要になります。
40代の方がかかる白血病の細胞と60代の方がかかる細胞が異なる場合があるからです。
急性の場合の中には、最も未熟な白血病細胞や分化傾向のない骨髄芽球性のもの、分化傾向のある骨髄芽球性または前骨髄急性、骨髄単球性、単球性、赤白血病、巨核球性などに分類されます。
このどれに当てはまるのかが分かれば予後はある程度予測する事が出来ます。
最近では化学の進歩により染色体の異常によって、生存率がある程度予測できるようになっています。
例えば染色体の15番と17番の一部が入れ替わるなどの異常が認められた場合は、M3型の白血病になります。
したがって予後は良好であると判断が出来ます。
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また一方では、-5や-7という染色体の場合は、5番目や7番目が1本足りないという事になります。
このような場合は生存率が低く予後が悪いと判断する事が出来ます。
染色体の異常によってどのくらい生存率が予測出来るかですが、予後良好の方は発病後10年目という方が6割の割合で生存が確認されています。
一方で予後不良群の染色体をもつ患者さんでは、10年後生存されているのは10%と低い確率になります。
このような情報に基づいて治療の計画を立てます。
血液腫瘍に対しても同様の事が言えます。
次はこちらの記事です。
白血病が再発する兆候とは?
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