血液検査でのリンパ球の基準値について
あなたは、毎年健康診断を受けていますか。
通常の健康診断では血液検査をするようになります。
その血液検査では、色々なことが調べられます。
肝機能や尿酸値、コレステロール値などがよく知られているものになります。
さらに、血液の成分である赤血球や白血球、血小板などの数値も調べられるようになります。
その白血球は、細かくみると5種類に分けることができます。
それらは、好中球、リンパ球、単球、好酸球、好塩基球と呼ばれ、総称して白血球と言います。
また、その5種類は、『白血球分画』と呼ばれているものになります。
それぞれに違った役割がありますが、正常時にはその割合はほぼ一定の値に保たれています。
そのバランスが崩れていると、身体に何らかの異変があると判断されるようになります。
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これらの働きについて見ていきましょう。
白血球に中でも最も多い好中球には、ウイルスや細菌などに最初に反応してこれらを撃退するようになります。
リンパ球は、ウイルスや細菌などに対する抗体を生成して退治するようになります。
単球は、マクロファージとも呼ばれており、ウイルスや細菌などを退治する働きがあります。
好酸球は、アレルギーについてのヒスタミンの分泌に関係してきます。
好塩基球は、アレルギーに関係した働きをしています。
血液検査では、その基準値に対してどうなっているかを調べるようにしています。
ここでは、リンパ球の基準値がどうなっていて、変動した時にはどのようなことが考えられるかについて見ていきましょう。
リンパ球の基準値は、白血球の概ね18〜59%とされています。
ただ、30%以上になっている方が免疫力という点では好ましいと言われています。
このため、30を下回ってくると、様々な病気の懸念が生じてくるようになります。
20以下になると、悪性リンパ腫や白血病などのいわゆるがんの危険性が大きくなります。
さらに、10以下になると命の危険に晒されるような状態になっていることがあり、充分な注意が必要になります。
次の記事はこちらです。
リンパ球の数値が高い原因は?
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