白血病 末期 モルヒネ 

白血病の末期もモルヒネですか?

 

 白血病の末期にもモルヒネを使うのでしょうか。

 

 一般的に、末期のがんではその7割程に痛みが現れると言われています。

 

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 その痛みは、次のようなことで引き起こされるとされています。

 

・がん細胞が増殖することによる痛み
・がんが骨に転移することによる痛み
・がんが他の器官へ転移することによる痛み
・白血病の進行による痛み

 

 これらの痛みに対しては、いわゆる痛み止めを用いることで対処するしかないのが実情です。
 痛み止めにもいろいろな種類があり、その効果も違ってきます。

 

 一般的な痛み止めには、ロキソニンやカロナールがあり幅広く使われています。
 頭痛や歯痛、生理痛などの日常的な痛みの緩和にもよく利用されています。

 

 やや効果の強い痛み止めには、ボルタレンがあります。
 ロキソニンよりも痛み止めの効果が強いのですが、効果の現れるまでの時間がやや長くなります。

 

 また、ロキソニンには市販薬がありますが、ボルタレンには市販薬はありません。
 医師の処方箋がなければ入手することができないのです。

 

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 さらに、強力な痛み止めにはモルヒネがあります。
 モルヒネと聞くと、多くの人は麻薬であるヘロインの原料とか末期がんのケアを思いつくでしょう。
 それだけ強力な鎮痛効果を持っているということになります。

 

 このような痛み止めをその時々の状況に合わせて使っていくのが現実的です。
 痛みの程度がそれ程でもないのであれば、比較的効果の弱いロキソニンやカロナールがお勧めです。
 痛みが強くなるにつれて、ボルタレンやモルヒネという順になってきます。

 

 ただ、これらの痛み止めはあくまでも鎮痛剤でしかありません。
 がんによる痛みを軽減するのが目的で、がんの治療をしていることではありません。

 

 また、いわゆる余命というものにも一切関係ありません。
 たとえ、モルヒネを使ったからといって余命が短くなるとかいう話でなないのです。
 余命はあくまでもそのがんの状態によるものになります。

 

 「末期がん=モルヒネ」というイメージを持っている人も多いようですが、痛み止めはその痛みの程度によって使っていくのが本来の姿ではないでしょうか。
 がんに対する治療と並行して痛み止めを上手に使うことが大事になります。

 

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