白血病では血小板が増加するのか?
白血病になると、血小板が増加するのでしょうか。
血液は、骨髄の中にある造血幹細胞から赤血球や白血球、血小板といった血液成分が造られたものです。
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白血病では、この血液成分が造られる過程に障害が発生し、異常な成分や未成熟な成分が造られてしまいます。
このため、正常な血液成分(赤血球、白血球、血小板)が少なくなってしまいます。
そのことで、身体全体に様々な症状が現れるようになってきます。
このように白血病では、一般的には血液成分は減少すると考えられているのですが、増加することはあるのでしょうか。
ここでは、血小板についてお話をしていきます。
血小板の役割については、ご存知の人も多いでしょう。
主に血液を固める役目があり、出血してもしばらくすると止まるのはそのためなのです。
ただ、この血小板も正常な量というものがあり、少なすぎても多すぎても困ったことになってしまうのです。
通常では、その量は14万〜34万/μlが適正とされています。
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その量が、10万以下では血小板減少症、40万以上では血小板増多症と診断されるようになります。
過ぎたるは及ばざるが如しという諺がありますが、まさにそうですね。
血小板が多すぎると、どろどろの血液になってしまいます。
それによって血管が詰まりやすくなったり、血液が固まって血栓などができ危険な状態になってしまいます。
この血小板が増加する場合には、いくつかの病気が考えられますが、慢性骨髄性白血病はその一つとされています。
ただ、常に増加しているかというとそうでもなく、減少していることもあるようです。
異常な血小板も含めた総数が多くなったり、少なくなったりということと考えられます。
いずれにしても正常な血液成分が少なくなっていることには違いありません。
血液成分が増えたからといって、安心することは決してできないのです。
血液検査などの結果については、その数値の意味をきちんと理解することが大事になってきます。
不明なことや心配なことがあったら、医師に相談するようにしましょう。
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